河川愛護月間の標語をいついつまでも
河川を美しくする会の中島千登世さんより以下の文章をいただきました。
昨年の12月24日付の朝日新聞に山口県周南市を流れる渋川の清流を「川が好き川にうつった空も好き」と標語に詠んだ鹿野中学校3年の有国遊雲君が、小児がんで15才の短い生涯を閉じた様子が写真とともに記事になりました。
偶然にも私は周南市に知人が住んでいる事を思い出し、早速その市内を流れる川の名を教えてもらいました。(中国山地から流れ出る清流で鹿野から錦川へと続いているとの事や渋川はその支流ではないかと)
その川が美しく流れる渋川でした。国土交通省の河川愛護月間に平成16年度募集の標語で最優秀を受賞され、ポスターに使われました。
ポスターの絵は平成17年度募集の最優秀受賞の柏原市の小学生の脇田晃成君の作品で大きく描いた川に空がうつり、植物、生物が鮮明に表現され、横で子どもたちが清掃活動をして上流の鉄橋上の電車からその様子を見ている力強い絵とユーモアに富んだ心温まる画面に、遊雲君の標語がバランスよく素晴らしい相乗効果を成し得た非常に完成度の高い作品でした。
昨年このポスターを2枚配布されましたので、1枚は新宮市の中央児童館に貼ってもらい、1枚は大切にファイルに入れていました。
だからこの新聞の記事を目にした時は涙また涙で読みました。遊雲君の標語の「川が好き川にうつった空も好き」が選ばれると、地元の有志が早速と碑を建て遊雲君を後々まで喜ばせたとありました。
心やさしい遊雲君は命の限りを生きて小学6年生から3年間、がんと向き合い、右足の切断手術、そして再発、転移とずっと死を見つめながら病魔と闘い続けて、最後の言葉は周囲への感謝の「ありがとう」だったと言います。
創作が好きな遊雲君の将来は新聞記者やアナウンサーになるのが夢だったはず、けれども周南市の渋川から全国へ発信した素晴らしい標語と共に、ふる里の上空を温かく包んで「千の風になって」やさしく吹き渡っていることでしょう。皆の切実なる願い「がん撲滅」の日が一日も早く来る事を祈念したいと思います。
そして一人でも多くの子どもたちが、少しでも河川に興味や関心を持って下さいます様に願っております。
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